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キジ
「桃太郎さんは、なぜ、鬼を退治しにいくのですか?」

桃太郎
「なんだか難しいこと聞いてくるな~。でも、キジさん、なんとなくいい仕事してくれそうだから、、、とにかく、一緒についてい来てくれる?はい、きびだんご。」

キジ
「ごほうびは、要りませんよ。多分、あとで頂けると思うので・・・」

桃太郎
「そうなの?キジさんは欲がないね~」

キジ
「そんなことないですよ。欲がないのは良くないですから。」
しばらく、二人で歩いてると、今度は犬さんが現れました。

犬
「おや?どこに行くのですか?」

桃太郎
「鬼ヶ島に鬼退治にいくんだよ。」

犬
「へぇーそれはすごい。でも、何のために鬼を退治するのですか?」

桃太郎
「えっ?なんだって・・・犬さんも同じこと聞くのか?
そんなに大事なの?その『何のために?』っていうのは・・・
うーん、僕は一体、何のために鬼退治をしようとしているのかな?」

犬
「難しいかなー?じゃ、質問を変えるね?鬼退治をしたら桃太郎さんはいったい何が手に入る?」


桃太郎
「えっと、、、やっぱり金銀財宝かな?」
犬
「うーん、、、じゃ、桃太郎さんは、その金銀財宝を手に入れていったい何をしたいの?」

桃太郎
「、、、、」

桃太郎がきびだんごを持って鬼ヶ島に鬼退治に向かったのはなんのため?
桃太郎のストーリーはあなたもご存知かと思います!
でも、そもそも桃太郎は、何のために鬼ヶ島に乗り込んだのでしょうか?
・鬼を懲らしめてスッキリするため?
・村人の不安を解消するため?
・ヒーローになって有名になりたかったから?
どれも間違いではありませんが、これらはあくまでも「手段」です。
童謡「桃太郎」の歌詞を見てみると、桃太郎がなんのために鬼退治に向かったのか?が、見えてきます。
答えは…
「鬼に奪われた財産を村人に返して、平穏な生活を取り戻す」ためです。
ただ、これが本来の目的であるなら、桃太郎は、必ずしも鬼退治する必要はありませんでした。鬼を何とか説得したり、交渉により無血開城させて平和の道に協力してもらうことも一つの選択肢としてあったのです。